初期消火救命ボール

大切な命や財産を失う恐ろしい火事。火災発生時、被害を最小限に食い止めるためには初期消火が大事です。初期消火救命ボールは炎に触れることで内蔵された消火剤が自動的に周囲に散布し、火災を小さくすることができる消火器の補助器具です。

初期消火救命ボールについての紹介動画

初期消火救命ボールの使用例

直接火災への投入
文化財・寺社火災対策
制御盤火災・漏電火災対策
エンジン火災対策
リチウムイオン火災対策
集塵機火災対策

仕 様

サイズ ミニタイプ レギュラータイプ
商 品
有効範囲 半径1m程度 半径1.5m程度
サイズ 直径10㎝/400g 直径15㎝/1,500g
使用原材料 ※消火剤:ABC消火剤 リン酸アンモニウム
※起爆剤:火薬4g
※外 装:PS PVC および導火線
対応火災 ※普通火災(A火災)、油火災(B火災)、電気火災(C火災)
※その他(リチウムイオン電池火災、小型充電式電池火災、スプレー火災、電子タバコ火災、集塵機火災)
生産国 Made in Thailand

重要な説明

リチウムイオン電池火災に対する初期消火ボールの効果と限界

リチウムイオン電池の大きさで変わります。まず初期消火ボールに消火剤として使用しているリン酸アンモニウム(粉末消火剤)はリチウムの激しい反応には効果はほとんどありません。ただし初期消火ボールの特徴である爆発により炎を消すことが可能です。

1.家電製品など少量のリチウムイオン電池による火災の場合

激しい反応はありますが容量が少ないためリチウム自体の火災は長続きしません。ただし反応により発生した炎が周囲に燃え移ります。初期消火ボールはこの段階で延焼が広範囲に広がっていなければ効果を発揮します。火災に気づいてから消火行動に移るまでにリチウムイオンは反応を終えてしまっているケースがほとんどで、一般の火災になっているため爆風と粉末消火剤が効果を発揮します。 リチウムイオン電池そのものが反応して炎を発している場合は初期消火ボールの爆風で火を吹き消します。この場合電池付近は熱を持ったままでさらに反応が続き再発火することになる可能性が高いのでしっかり水をかけるなどして冷却し可燃性のものなどが周囲にある場合は取り除いてください。


2.EV自動車など大容量のリチウムイオン電池による火災の場合

リチウムイオン電池が反応している最中は爆風で炎を消すことができた場合でも、反応が収まっていませんから、すぐに水などで冷却して過熱による火災を防止してください。また大量の電池が反応している場合は初期消火ボールでは消すことすらできないと思われますので安全なところに退避し、火災だけでなく感電しないよう注意してください。

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